西原村トップへ
文字サイズ変更 拡大標準
背景色変更 青黒白

  目的から探す


情報が見つからないときは
AIに質問

免田式土器(めんだしきどき)

最終更新日:

免田式土器

 写真の土器は平成30年度に発掘調査が実施された「下小森前鶴遺跡」から出土した免田式土器です。約1800年前の弥生時代後期ごろに使われていた土器で、名称の由来となった免田町(現あさぎり町)をはじめ、九州中南部を中心に数多く発見されています。一説には、大和朝廷と敵対していた熊襲(クマソ)の集団が使っていた土器と言われています。半円(弧)を複数重ねてできた、重弧(じゅうこ)文(もん)という文様が特徴で、そろばん形の胴部からラッパ形の長く伸びた首は美術品のような気品を感じさせます。

 発見された土器は算盤形の胴部はきれいに残っていましたが、頸部は全て欠けた状態でした。集落を取り囲む大きな堀(環濠(かんごう))の中に埋まっていたことから、結界などの呪術的な目的で意図的に打ち欠いたものかもしれません。


このページに関する
お問い合わせは
(ID:932)
ページの先頭へ