高さ20メートルからの落水は、まるで白き糸の様。その昔、兵部という男がこの滝で雷雨に見舞われ雨宿りをしていると美しい寄姫が現れて兵部は心を奪われ二人は結ばれます。そのうち、織物をすると言っては出かけていく寄姫に巷では妙な噂が立ち始めます。兵部は寄姫を問い詰めますが知りませんと答えるばかりです。怒った兵部は刀で寄姫を斬り突けました。寄姫は外へ逃げましたが、点々と続く血の跡をたどっていくと洞窟の中に血を流して横たわる大蛇の姿があったという寄姫伝説が語り継がれています。夏に涼を求めて訪れる人も多いです。 |